仕事は横広がりで進めていくことが大切

エンジニアとしてある程度のキャリアを持っている自分ですが、後輩からするとどうしていくつもの仕事を一緒にできるんだろう?と疑問を持つようです。
実は自分も若い時、一つのことでも必死、アップアップ状態なのに、先輩たちはどうして2つも3つもプロジェクトを進めていけるのかと思っていました。

沢山の事を行う時、ゼロという状態から行っているということではなく、コンテンツについて横に広げていくことで、一気に複数の仕事をこなすことができるようになります。

過去のコンテンツを基にしていくと楽になる

何かを作り上げていくとき、最初から、つまりゼロから作っていくと自分たちのシステムエンジニアという仕事では、かなりの時間と労力がかかります。
でも、これまでにしてきた仕事の中で、今回作るものと同じシステムを利用出来るという場合、それを利用すれば時間短縮になります。

同じベースを利用するとしても、クライアントからの要望によって必要な肉付け、必要なコンテンツを増やしていくことで、元のものとはまったく違うものが出来上がり、ベースになるものがあるのでそれほど苦になりません。

グループで区分けして仕事を行っていくことも横広がりの仕事

一つの事を一人の人が仕上げるということが必要な場合もありますが、複数の人間が関わって、得意分野をその人が作り、それに応用する形でほかの人が関わっていくと、物作りは早く進みます。

この分野はすでに何度も経験があるこの人に行ってもらって、その他の人は同じ仕事でも、他の分野を行う、得意分野をやる方がお互いに効率よく仕事が進みます。
場合によっては経験がない事等について、時間がないという場合、外部に出してそれからまとめていくという方法でもいいと思います。

自分の知識は人へ、人の知識は自分へ

新しい作業を行う時に自分は、自分だけで抱え込むことなく、こういう仕事をしたよと、その情報を仲間に提供します。
すると、その仕事をしていない仲間も、なるほどこういう仕事をしたのね?と内容が新しい物でも把握できます。

逆に仲間が新しい仕事をしたらその情報を提供してもらい共通認識にします。
こうすることで、誰かしかしたことがない仕事が少なくなり、誰でもすぐに取り掛かれる仕事が多くなっていくのです。

自分の知識を人へ、人の知識を自分へ、こうした仲間内の知識を共有するということが、実は効率いい横軸仕事ができる要因となっていきます。