志望動機書を作るのって結構難しいこと

練習大好き、シミュレーション大好きな日本の学校にしては珍しく、志望動機書や履歴書の書き方というのはレクチャーがなく、そんなの通常かけるでしょ?というスタンスだから困る・・・・と学生時代、結構思いました。受験にしてもどんなことにしても、シミュレーション的な事を何度も行って、本番で失敗する事が無いようにと、練習を繰り返すのが日本です。

でも正直、志望動機書を書くという練習はしたことがありません。練習するということになれている学生に、いきなり志望動機書を書くようにといってもそれは無理な事です。

志望動機を書くプロセスなどがかかれている本を読むと、自分が理想としその企業に行きたいと心から思う企業をみつけ、そこに様々な論理や経験、自分がどういう人間なのかを知ってもらう様にしながら結果、読めば志望動機がわかるような文書にする、というのですが、これが難なくできれば文章の天才です。

希望職種が決まっていない人はここがいいかな?位で業界を決める

自分の場合、システムエンジニアになりたいという希望を持っていたので、希望する業界は決まっていました。

でも、中にはどんな業界に入りたいのか?全く決まっていないという人もいます。

その場合、何となく目につく業界でも、ここがいいかな?位の気持ちでいいので、まず希望する業界を決めます。それから業界の事がかかれている本などを読んで、本当にどういう業界なのかということを頭に整理しておくといいでしょう。

アルバイト、インターンなどの経験は大切

働きたい業界が決まったらインターンやアルバイトとして、その業界内で働くことをおすすめします。

インターンやアルバイトというと大手企業しかやってないようなイメージがありますが、色々な会社でインターンを行っていることが多いです。例えば税理士や会計事務所のような専門性の強い職場の場合、学生のインターンを実施しているケースも少なくありません(事務所数の多い都内は特に顕著ですが)。

インターンを通じて業界内の経験を積みたい場合は、まずは求人の募集要項などを確認してみるようにしましょう。
まずは実践すること、これがその内部をよく理解する最も近い道と自分は感じています。就活されていて志望動機がうまくかけない・・・と悩んでいる学生さんに聞いてみると、「この業界ってどんなことをしている業界なんだろう?と、それが全く分からない状態なのに、志望動機なんてかけるはず有りませんよね・・・と、すでにわからない理由がわかっているのです。

だったら・・・その分からない業界に自分から飛び込んでいくということが重要でしょう。インターンとかアルバイトとか、実体験することが最もその業界を知るということにつながるので、まず内部の事に詳しくなってそれから、志望動機を書くということを行っていけばいいと思います。

情報を拾うことも大切

インターン、アルバイトなどを行い、興味ある業界の内容が少し読めてきたら、企業の絞り込みを行い、情報を拾うことも必要です。というのも、志望動機にはなぜその会社に入りたいと思ったのかということを書く必要があるからです。

インターンで頑張っていれば多分その企業の中の誰かが、こいつ頑張っているから後押ししてあげたいと思ってくれるはずです。企業の先輩たちと一緒にいる時間を作り、業界内の事により詳しくなる努力も必要ということです。

ランチなどの際に、先輩たちから話を聞く積極的な態度を取り、とにかくその企業の情報を少しでも引出、その中から志望動機につながる事を導き出していくのです。

例えばランチしている時に、先輩はどうしてこの企業を選んだのですか?とか、一緒に仕事をしたいと思う人の理想像ってどんな感じですか?またこの会社で働く場合に、何が最も重要になりますか?と、具体的な質問をどんどんぶつけてみます。

業界で働く人の話を聞き、情報をたくさん引きだし、それを志望動機書に反映していくと、マニュアルをコピーしたような志望動機ではなく、自分の特徴を出した志望動機が書けるようになると思います。