長谷部さんといえばいわずと知れた・・

自分はスポーツする派ではありませんが、サッカー大好きでJも見ますし、日本代表はもちろんのこと、世界各地のサッカーをみます。
スポーツ観戦が、唯一、自分の趣味?ともいえるかもしれません。

サッカー好きという人にとって、長谷部さんは代表の主軸となっている人ですし、非常に心が強い選手というイメージを持っています。

あの世界で常に安定した力をだし、海外サッカーの中で日本人として認められる事のすごさ、はかり知れません。
チームで干されようが何だろうが、自分を信じてレギュラーを奪い返す、スポーツの厳しい世界を、乗り越えてきたこの長谷部さんが伝えてくれるのは心を整えるということです。

心は鍛えるのではなくて整える

最初にこの本の「心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣」を手にしたとき、心を整えるってお坊さんみたいなこと言ってるなと感じました。

でも決して高い意識をもって行うことじゃなく、仏道に入って心を清めるとか煩悩を消すなどの難しいことではなく、長谷部さんのいう「整える」は、現実社会で生きていくために、非常にためになる56の習慣でした。

ワールドカップ予選でキャプテンという重圧をしっかりと受け止めて、心を鍛えるのではなく整えることで、柔軟性をもって物事に対応することが出来た長谷部さんは、本戦への切符を仲間と共に見事、勝ち取りました。

サッカーファンなら誰もがファンになってしまうであろう、さわやかでまじめでストイック、でも心静か、強烈にアスリート!!というイメージを感じさせない、本当に静かな心をもって対応できる人間力あふれる人だと感じます。

この本を書いたときには20代、信じられない

長谷部さんがこの本を書いた年齢、なんと20代という年齢です。
この年齢で一人の人間として非常に人間力豊かだと感じさせるのは、やはりこれまでに経験してきた数々の試練や栄光、挫折をしっかりと逃げることなく受け入れてきた人だからだろうと強く感じます。

この本を読むとますます、アスリート、サッカー選手長谷部ではなく、人として「長谷部さん」の魅力をより感じるようになると思います。