就活は誰もが苦労します

それほど必死に大学時代勉強したということもありませんが、不真面目だったということもなく、自分としては人よりも就職しやすいんじゃないか?という気持ちを少々持っていました。

というのも、システムエンジニアとしての技術を一応持っていたし、資格も学生時代に取得していたものが多かったので、正直、就活はそれほど苦労しないだろうなんて高をくくっていたんです。

しかしあれあれ?蓋を開けてみたら友人たちがドンドン就職決まっていく中、自分だけ取り残されていくように決まらない・・正直、あせりました。
自分の何がいけないのか・・・実はもしかしたら・・・と気が付いていたのです。

システムエンジニアなどの仕事をされている方の中には、多分コミュニケーションをとる事が苦手という人が多いのでは?と思うのですが、自分はその典型、今でこそ仕事上、コミュニケーションを取らないとどうにもならないのでとれるようになってきていますが、以前はひどい物でした。

グループディスカッション面接が多くなっていますが、自分が就職する時にもこのグループディスカッションがありました。
多分この結果、面接に受からないという状態になっていたのではないかと思うのです。

なぜ?グループディスカッションを行うのか

そもそも、企業はどうしてグループディスカッションを行うのか、それは、今バランス力が高い人が人材として求められているという背景があるのではないかと感じます。

複雑、難題と思えるディスカッションのお題について、常にロジックをもって考える事が出来、初対面の方ともすぐに友好な関係になれる、複数の人の話を聞き頭の中で自分なりに整理して決定事項が出せる、その決定について端的に述べることができる・・・こうしたバランスのいい人間力をもった人が人材として求められているのです。

またグローバルな企業では、海外のお客様に商品を説明したり、アピール慣れした企業とのコンペに勝ったりする力が求められます。
特に日本人はアピールや議論が苦手な人や、リーダー的な立ち回りが苦手な人が多いので、これらの能力がある人が重宝されるという訳です。

この人材の見極めにグループディスカッションという方法が最適で、多くの企業がこの方法を用いて、雇用する人の見極めを行っているのだと思います。

グループディスカッションは主張だけではNG

グループディスカッションは主張すればいいという話でもなく、生産性のある議論を行うことが大切です。
特にメンバーによって難易度が大きく変わるため、リーダー以外もうまく話をまとめるよう動く必要があります。

そのあたりは留学経験がある人がやはり強いです。同級生にアメリカの大学に進学した後に日本の大学に入り直した友人がいます。
彼はアメリカの大学でビジネス学を学び、ディスカッションやプレゼンもお手の物で、それは鮮やかな手腕でした。

話を聞くと、高校からの留学なら様々な制度を利用でき、思っているよりも簡単に留学できるのだそうです。
実際サポートがしっかりしているようだったので、自分もお金に余裕があれば留学したいと思いました。

高校生の留学についてはこちらのサイトで紹介してますので、興味がある方は参考にしてみてください。
高校生の米国大学進学|アメリカ留学なら、NCN米国大学機構

後から気が付いたこと、「書いて目で見てみる」ということ

グループディスカッションで落ちるのかもしれないということで、大学の講師にも相談し、練習に付き合ってもらったりしましたし、教室などに通ってみると、自分の欠点は議論をしっかり聞いていても、まとめる力がないし、リーダー的役割となってしきる、という役割になっても仕切る能力がない、参ったな・・とかなり落ち込みました。

でもある教室でまとめる力がないなら「書いて目で見てそれを基に判断に持っていけばいい」といわれ、それが自分にとって目からうろこの出来事となります。

紙でも何でもいいので議論していることのその内容をしっかり書いてみる、賛成を左、反対を右、実現できることは赤文字、これはいいアイデアかも?という場合は青、その他は黒で書く・・・という様に実際に文字にしてみたら、結果いくつかの決定事項が見えてきたのです。

それから自分の中でグループディスカッションへの苦手意識が消えて、面接の際にも、書いて目で見て判断するということを行っていった所、その教室にいってから3回目の面接で合格できました。