何がわからないのかわからない

勉強が出来ない子に、「どこが分らないのか?」と聞いても「わからないことがわからない」という返事が返ってきます。
いやいや・・・子供だけじゃなくて自分も、こういうことがあるのです。

自分が頭をひねっていると上司が「何がわからなんだ?おかしいところはどこなんだ?」と聞いてくるし、「わからないことはいつでも聞いてくれ」という先輩もいます。
でも何を聞いていいのかそれすらもわからないということがあるのです。

昔、まだ新人という頃と比較すれば、こうしたわからないことがわからないということは少なくなりましたが、先輩が自分に説明してくれても、使われている言葉自体が分らないので「?」が浮かぶばかりでした。

いつまでもわからないことがわからないということでは困るので、わからないことは基礎に立ち返って勉強するということも必要なんです。

こんな基礎的な本を読んでいるの?といわれるくらいの基礎本を読む

エンジニアからみたら「え?なんでこんな初心者の本を読んでいるの?」といわれるかもしれませんが、わからないことがわからない、という状況を打開するためには、基礎から学び直すことが最も早いのです。

読んでいる中でこれはわかる・・という所は飛ばしていき、「あれ?これなんだっけ?」と躓く部分が出てくれば、わからないことがわからない状況が改善されていくはずです。

基礎的な本でも、ざっくり読むことができる楽な本を選択する事が秘訣で、分厚いマニュアル的な本を読むのではなく、初心者本でもスピーディに読むことができる本をチョイスすることがポイントです。

基本的な事だけど単語集等も役に立つ

仕事をしてもう10年以上になるのにまだまだ分からない言葉が出てきます。
エンジニア系の言葉だけじゃなく、経済に関する言葉とか、その他クライアントによっては全く知らない言葉が出てきて、これも知識として知っておくことが必要だ・・・と、単語集を作るようになりました。

単語集はノートでもいいし、エクセルでデータにしておいていつでも見ることができるようにしておけば、わからない時にすぐ見ることができるのでかなり勉強になります。

時間があれば・・・ですが・・専門書を読むこともオススメ

どうしてもわからないことがあった時、自分は専門書を3冊程度読み漁りました。
わからないと仕事が先に進まない・・・という状態になってしまったので、仕方なく読むしかなかったんです。

でもこうした専門書を読むことでわからないことが明確になり、気が付かずにいたこと、知らずにいたことも理解することが出来て、結果的に読んでおいてよかったと思いました。

わからないことがわからない、というのは幸せなことと考えることもできます。
まだまだ先に勉強していくことができるのは、仕事を楽しくするということにもつながるのではないかと感じています。