会社の中にいるとプロジェクトで動くことが多くなる

自分はシステムエンジニアという仕事を行っているので、大きな仕事になればなるほど、
社内でプロジェクトチームを組んで仕事を行うことになります。普段はほとんど顔を
合わせることの無い営業や企画などの方々とチームを組んで仕事するため、
チームワークをしっかり保っていくことが必要となります。

自分の場合、システムエンジニアの中でも比較的社交的な方なのでチームを
組むということに全く壁がないのですが、中にはチームを組むこと
がストレスという人もいて、そういう人はなかなか発言力を持つことも難しく、
輪を持って仕事することに疲労するようです。

一応、自分なりにプロジェクト内で仕事をするということについて、
ポイント、注意点などを紹介できれば・・と思っています。

自分に責任を持つこと、責任をとる覚悟も必要

システムエンジニアはプロジェクトの中でもクライアントからの要望を形に
作っていくという立場にあるので、自分としてはチームの主軸となっているつもりです。
こうした気持ちを持っていないと、なかなか意見することもできないし、責任を
持って仕事するというモチベーションにつながりません。

管理する人は企画のなんちゃら課長さんですけど、この方、ほとんどシステムに関する
知識を持っていないので、ある意味、こっち任せという方が多く、責任を持ちたくても
持てない状態で働いているので、責任はこっちにあるというくらいで
動かないと、仕事が進んでいきません。

最終的に意見を強く押し出す立ち場の方がより責任を持たなくてはならなくなるので、
気持ち的に辛い・・・と思うこともありますが、それでもそれが糧となる事もあります。

枠を固める事は素早く、これが成功の元

プロジェクトがうまくいかない要因に、プロジェクトのプラン、その枠組みが
しっかり固まらないままに走りだしてしまうことです。これには、枠組みの
決定までに時間がかかりすぎるからという理由があるのですが、
枠がしっかりしていない場合、仕事はうまく進みません。

そのため、プロジェクトに関わる人の能力、特徴などをよく理解し、
枠を作る際に誰が何を行いどのくらいの時間がかかるのか、主軸となるものを
作っておくことが重要なのです。

徹底して枠を考えておくと、崩れが少ないというのが自分の経験でいえる事です。
建築でいえば柱や基礎がない状態で壁や床を付けることは無理、これと同じです。

スケジュール管理やシフト管理を怠らない

プロジェクトの成功は、参加スタッフのスケジュールを上手く管理し、各個が
予定通りに進行させられるか否かに掛かっています。もしも、プロジェクト内で
スタッフを管理する立場にあるならば、うまく人員のシフト管理ができるように
末端に人にまで目配りを行うようにしましょう。達成が困難なスケジュールを
組んでしまえば、プロジェクトの成功率は限りなく低下してしまうため、
時間的にある程度の余裕を設けることをおすすめします。

また、昨今はスケジュールやシフト管理にエクセルやタイムカードを使う企業も
少なくありませんが、プロジェクトに関わる人員が多くなれば、全体的な管理も
困難となります。スケジュールやタスクを管理する人員の確保が難しい場合は、勤怠管理のソフトを導入するのも手です。
業務の簡素化や工数の削減を図ることも、プロジェクトを成功させるために必須となる要素でしょう。

前向きな気持ちで仲間意識を持つ

コミュニケーションが上手くないという人、確かにシステムエンジニアにも多いと
感じますが、プロジェクトを何度も経験していると、人付き合いをしなければ
仕事にならないことがわかってくるので、だんだんとコミュニケーションが
とれるようになっていきます。

何かマイナスな出来事があっても、マイナスな事をいわれても、前を向いて
仕事をしている人には、プラスに考えていく力があります。逆に言えば、
ポジティブシンキングでいる事で、人に対しても寛容になれるしぶつかり合っても、
もう一度仕切り直す力も出てきます。

今までほとんど話をしたことがない人と話をする、一緒に仕事をするということは
ストレスがかかる事ですが、このコミュニケーションをしっかり取れるように
なっておくことで、さらに上のレベルの仕事ができるようになる、この付き合いか
ら広がるものがあると考えると、ストレスも苦にならないものです。